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おもしろそうに 泳いでる

山型食パン

2016/05/27 01:20 パン くらし


暑くなってきたから 発酵が早い。

いつものように ゴジベリーの酵母液使用、全粒粉入れて。

捏ね出して5分もすると むちむちしてきて 弾力で跳ね返してくる。焼くときは2台一遍なので 700gの粉を扱うものだから 負けじと掌の付け根に力を込めて 格闘する。作業台の上で 引き伸ばしたりまとめたり最初はガンガン行く。

後半は優しく半折にしてなじませ また半折にしてを繰り返し、生地を慰め 癒しながら 発酵に進む意欲持ってもらう。

ただ鍛えたのでは 潤いにかけたパンになってしまう気がして まるでムチと飴を使うようにパンを捏ねる。油分を馴染ませた後は きれいな表面を出して

“Youなら出来る!しっかりね”  

と信頼し 覆いをしてしまう。 一次発酵。


ただこれは 私の感覚でやっていることなので 時々主人が気まぐれに手伝ってくれるときに聞かれても説明しきれないことがある。  それで最初はやっている所を見てもらって 感覚を掴んでもらう……     この感じ、知ってる。    

 

ふっと  美容師をしていた頃 ブローの壁にぶつかっていた時のことがよぎる。

どうしたら 先生のように 艶を出して 決められるんだろうって いつも見ていた。ボリュームを大事にしながら締めるところは締める。手品を見ているようだ。

頭でイメージしているように手を動かすのが 難しくて そのあとも気に入ったお仕上げができるようになるまで ずっと見てた。先生は 技術は盗むもの、という教育方針だったので 口頭ではあまり教えてくれなかったけど、 感覚の部分は 言葉で教えるものではないっていうことだよね。

経験を通して 身につけた感覚は 自分だけの財産、   同じ道具を使って同じ時間を費やしても 出来上がるものは  独自のセンスの表現。

だから 休みには センスを養うと称してあの頃熱かった原宿や渋谷に行く機会を探しただただ人を見ていたものだった。


あれと一緒だ。


同じレシピを見て作っても その人独自の個性が でてくる。

だから面白いし、 自分のイメージを表現できるまで 取り組み甲斐がある。


まだまだ   道半ばだな。





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